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伝統的な人の美しさを

 探求するときは、顔やスタイルの対称性が優先されて、衣装も工夫される。一方、医薬品候補を合成する化学者は、分子の中の非対称性を粘り強く探求する。これは不斉分子あるいはキラル化合物は、立体化学に依存した独特な特性を有するためである。そのような立体中心を直接導くことができると化学者は時間と資源を節約することができる。その中研究者らはイソプロピル基のC-H結合を活性化することで、対称性を崩す反応を開発した[1]。窒素上に4-CF3C6F4基を組込んだイソ酪酸アミドを出発化合物に、Pd触媒、キラルな二座配位子を作用させるとカルボニル基のβ位のC-H活性化が進行し、そこにアリール、ビニルあるいはアルキニルヨージドを組込むことでカルボニル基のα位にキラリティが生じる。このエナンチオ選択的な反応には、光学活性な配位子の設計が重要であり、これによって出発化合物のメチル基がロックされて回転できない、と書いてんねん、記事には。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 February 6, p. 7.

DOI:10.1126/science.aal5175

17.2.27

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