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アフリカでは

 HIV/AIDS関連による毎年の死亡者およそ200百万人のうちの三分の一は菌類感染であるクリプトコックス髄膜炎に由来する。この疾病や別のHIV/AIDS関連の菌類感染に対する最重要な薬は、フルシトシンとアンフォテリシンBとの組合せである。これらの二つの薬はWHOでも基本的な薬のリストにストアされているものの世界的な価格や販売の不平等性のために、アフリカの人の手にはほとんど入らず、ジェネリックの欠如のため価格低下の機会もない。その中研究者らは合理化した合成法を提供し、これによって利用できる人が拡大される可能性が出てきた[1]。現状ではフルシトシンはウラシルを出発化合物にフッ素化、塩素化、アミノ化、加水分解の四段階で製造されている。それに対してここではパイロットスケールの連続フロープロセスを開発しシトシンを1時間あたり60 gの速さで直接フルシトシンに変換している。これによって菌類感染だけではなくフルシトシンが抗がん剤やHIV医薬品の中間体としても利用拡大できる。フルシトシンが、都心の他でもフル出場している。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 January 23, p. 8.

DOI: 10.1021/acs.oprd.6b00420

17.2.17

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