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空間的に

 接近した分子の間の力場は、様々なタイプの協奏的な動きや分子間振動を引き起す。この種の分子グループのダンスは個別の分子内の振動を変化させて、化学反応性にも影響を及ぼすことができる。ただしこれらの分子動きの詳細は、単一の分子のペアの複合的な振動がこれまで測定されていなかったため、解明は未だにしんどいことであった[1]。その中研究者らは、空間的に設計した走査型トンネル顕微鏡を使って、二つの一酸化炭素、一つはSTMチップの上に、もう一つは銀表面の上にあるそれらの複合的な振動を検証した。振動は、短い距離のCO-CO反発によって引き起こされる。そこで弾性力のない電子トンネルを測定しながら、二つの分子の距離を調整した。分析結果は、隠された並進運動に相当する非対称の振動モードを含む様々な分子の繊細さが明らかにされた。研究者らはこれらの振動の特徴で、チップとサンプルの距離や角度、CO分子の配列に由来する化学情報を引き出すことができるとしている。振動のことわかって安心やどう。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 January 30, p. 8.

DOI:10.1103/physrevlett.118.036801

17.2.24

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