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窒化ホウ素は

 触媒でも、異端児でもなく、触媒を担持するものとして広く知られているが、これを使った触媒反応が二ヶ月続けて報告された[1]。窒化ホウ素のうち、ヘキサゴナルフォーム(h-BN) について近年いくつか報告があって、これが水分解や他のプロセスに利用できる。研究者らは先月、BN触媒を使った新しい例として、工業的に重要な脱水素化反応を明らかにした。それに続いて今月、ボールミルによる粉砕で調製した欠陥のあるh-BNが、活性な触媒として、プロペン、シクロヘキセン、ジフェニルエチレンや他のアルケンを水素化できることが報告された。h-BNが媒介する水素化は、ニッケルをつかった水素化触媒より温和な条件で進行し、金属フリーのフラストレイテッドルイスペア触媒よりも活性が高い。NMR分析とバインディングエネルギー計算の結果は、窒素の空隙が触媒活性部位であることが、八つの格子欠陥を試験した中で、類推されている。格子欠陥の重要性が更新された。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 January 16, p. 7.

DOI: 10.1021/acsomega.6b00315

17.2.13

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