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オキシドリダクターゼは

 医薬品合成を含む工業さらには研究段階での反応でバイオ触媒として利用されている。ただしほとんど全ての場合高価な補助因子を必要とする。たとえばそれはニコチンアミドアデニンジヌクレオチドリン酸(NADP+)であって、はでにん使うわけにいかない。この反応剤は現在1モル当りおよそ22000ドルである。これを還元型であるNADPHから再利用できる酵素があるものの、活性が低い、好ましくない副生成物を与える、寿命が短いという弱点がある。一方自然界では細胞内で還元環境を維持するために、NADP+を生産するグルタチオンリダクターゼが使われている。これに触発された研究者らは今回、NADP+の再生に、有機ジスルフィドを酸化剤として、バクテリアグルタレドキシン、グルタチオンリダクターゼを使うシステムを開発した[1]。安いジスルフィドのお陰もあって、再生にかかる経費はおよそ0.05ドル/1モルである。この成果は従来法のいずれよりも優れていると研究者らは述べている。ジスルフィドが酸化するふぃどである。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 January 9, p. 9.

DOI: 10.1021/acscatal.6b03061

17.2.6

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