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バイオから得た

 ビスフェノールが、再生可能なエポキシアミン樹脂をつくるのに利用することができ、これによって有害性が疑われているビスフェノールA(BPA)を使う必要がなくなる[1]BPAは原油由来のいわゆる環境ホルモンであり、米国FDAは、子供製品の包装に使うことを禁じている。堅さと熱特性を有するエポキシ樹脂は、エレクトロニクスや絶縁体として広く使われているが、そのエポキシの中にあるBPAの代替物の探索が行われている。今回研究者らは、天然に存在する内分泌をかく乱しないビスフェノールとしてモクレンなどの植物で見られるシリンガレシノールを使ってエポキシアミン樹脂を合成した。ただしモクレンから、もうくれん、ようになる可能性もあり、ここではシリンガレシノールを化学酵素法によって合成した。得られた樹脂は、応力や熱に対する高い安定性を有し、既存のBPAからの樹脂とそれらの特性は類似だった。研究者らは、BPAに匹敵するバイオベースのビスフェノール探索は、まだ終わっていない、と述べている。バイオ由来、倍多くなる勢いです。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 January 30, p. 9.

DOI: 10.1002/cssc.20d1601595

17.2.26

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