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DNAの住人として

 研究者らは、生体高分子を金属ナノ粒子と組合せて利用した数百の異なる形のマイクロメートルスケールのコロイド状の結晶を組立てた[1]。これは前例のないコロイド状の包接化合物であり、貯蔵、配達、センシングできる空洞として知られている包接化合物である。ここでのトリックは、ナノ粒子の形、長さ、DNA連結の配列をチューニングすることである。シミュレーションに基づきこの工学が導かれたが、研究者らは、びびらずに、異方性三角形のビピラミダル金ナノ粒子を調製、それらは四量体として配列していた。DNAの単一層を金に連結することで、ナノ粒子集合体ができて、それからコロイド状結晶を形成、その中が密につまるよりもむしろ、多角形の形をした穴を残している。DNAの修飾がポイントで、チオール部位を組込むことで金に単一あるいは二重で繋がり、長さや柔軟性、四つの塩基の端が最適化される。これによってDNA鎖が溶液中で包接化合物の連結と集合を促進する。この成果は、次世代型独自のナノ粒子構造の組立や、ホストゲスト認識や触媒を含む、それらの応用の範囲を拡大する可能性がある。風説だけじゃない包接である。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 March 6, p. 10.

DOI: 10.1126/science.aal3919

17.3.31

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