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共役の有機基である

 C=C基を構造的に等価なB=N基で置換する技術を使って、新しい特性や機能を有する材料の合成が展開している。π電子の共役は、C=CB=Nで置換えることで、しばしば邪魔されるため、研究者らは、ポリ(パラフェニレン)のBN類縁体、それは有機−無機複合共役系になるが、が合成できるか、さらに得られた高分子のπ共役系は伸張するのかに興味を持った[1]。そこでまずBN類縁体であるポリ(p-フェニレンイミノボラン)が、ボロンとシリルアミンの二置換ベンゼンの多縮合反応で合成された。ついで高分子の光特性が明らかにされて、一連のオリゴマーのπ共役系がB=N連結を超えて広がっていることがわかった。ただしその程度は、すべてが炭素のポリ(P-フェニレンビニレン)ほどではなかった。ドイツ・アーヘンでは、あ〜へんとも思われず、新しい有機エレクトロニクスへの応用を期待して、この高分子BNドーピングの概念、「どんな概念がいいねん」と探索する段階に入った。

[1] Chemical & Engineering News 2017 February 20, p. 11.

DOI:10.1002/anie.201612476

17.3.17

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