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歯のエナメルの

 特性を有する新しい材料が開発された。これによって歯の治療や歯牙交換が進展する可能性がある[1]。歯を持つ生き物のエナメルを眺めると、ほぼ同等の構造である。やわらかいタンパク質マトリックスの中にミクロな大きさのセラミックの柱がある。そこでミシガン大学の研究者らを含む国際研究チームは、一連のマイクロメートルサイズの酸化亜鉛柱をつくり、ナノワイヤーのカーペットを作成した。ついでそれらをポリアリルアミンマトリックスに埋め込んだ。この過程を繰返すことで、高分子が浸透した柱ができた。材料は、剛性、密度、振動減彗性の点で、これまでの合成材料にはない、歯のエナメルと同等もしくはそれより優れた特性を示した。「欠陥のない歯のサイズのものをつくるためのスケールアップに向けた研究は必要だけれども、柱状なコンポジットの繰返しは、耐荷重性、振動耐性、老化耐性もあって軽い材料の設計の新しいアプローチである」と著者らは記している。耐性をつけて大成功へ向かっている。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 March 6, p. 10.

DOI: 10.1038/nature21410

17.3.29

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