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生命の起源を

 理解するために科学者はすでに、生化学的構成要素であるアミノ酸、核酸塩基、糖鎖は、原始地球の様な条件でも形成しうることを確定している。ただしこれらの単純な化学種が希薄溶液中でどのように結合して複雑な高分子になるかを理解することは、昔から、かなり難しい。その中新しい研究は、熱水噴出孔にあるミネラル構造の中にある微視的スケールの孔のネットワーク内で起こる流体動力学が重要な役割を果たしていることを示していた[1]。研究者らは、コンピューターならびに実験法を使って、孔を模倣した筒状の細胞のモデルシステムを対象に探索を行ったところ、アルカリ熱水噴出孔に特徴的な温度勾配が無秩序状態の流れを作り、これが有機分子をバルク流体から、触媒的に活性な孔表面に移動させること、そこで化学種が吸着し反応することがわかった。それと同時に、無秩序状態の流れはバルク混合も導き、化学種が局所的に枯渇することを防止し、その結果、構成部品が連続的に供給できることを保証している。流体の正体、見たいので招待してほしいなあ。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 February 6, p. 9.

DOI: 10.1073/pnas.1612924114

17.3.3

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