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ディーゼル燃料から

 硫黄を効率よく除去することで、乗り物のパフォーマンスが向上し、化石燃料を使った際の環境負荷も軽減できる。ガソリンやディーゼルには天然の有機硫黄化合物が残存し、これが触媒変換器を汚し二酸化硫黄が大気汚染する。精製業者はコバルトでドープした硫化モリブデンのような不均一系触媒を採用し高温・高圧で水素を使って出来る限り多くの硫黄を燃料から除去している。ただし大抵の扱いにくい化合物、特にアルキル化ジベンゾチオフェンは残ったままだった。その中今回、触媒を使わないKOBu-tとアルキルシランを使った温和な条件での溶液プロセスが開発された。ここではシリルラジカルが発生しこれが複素環化合物のC-S結合を切断する。研究者らがKOSi法と呼ぶこのプロセスで、ディーゼル燃料の硫黄を現在の目標値である15 ppmからさらに低い2 ppmまで削減することが可能である。この概念を実証するためには、連続精製プロセスとして稼働させる必要があるけど、いずれは現在の脱硫過程を補完できるとしている。傍観しているだけじゃないです。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 February 27, p. 11.

DOI: 10.1038/nenergy.2017.8

17.3.25

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