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二酸化炭素は

 安定なガスで結合様式はO=C=Oである。それに対してケイ素類縁体は単量体化学種としてはかなり不安定である。世間には相当量のSiO2があるものの、それらは例えば砂の中にあるようにSi-O単結合を伴ったネットワーク構造を形成している。化学者は個別のO=Si=Oユニットを含む分子をつくる方法を探索している中、Si2O3Si2O4まではたどり着いたものの、最も単純な化学種は捕捉されず、単離の法則もなかった。その中、安定化できる配位子とのほどよい組合せをみつけたことが報告された[1]。研究者らは以前、電子供与性あるいは受容性配位子を持つSi=OO-Si=OあるいはO=Si-OHユニットを持つ典型元素錯体を合成していた。その結果、アミン置換のピリジン供与配位子とイミノホスホランをもとにした供与—受容配位子がSiO2に対して安定な環境を提供することがわかった。新しい錯体は有機溶媒に可溶で室温では安定な固体である。面白いことに錯体はSiO2移動反応剤としても利用できる。たとえば錯体はフェニルシランと反応し、トリシロキサンを与える。二酸化14族、兄さんかにも聞いてみてください。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 March 20, p. 8.

DOI:10.1002/anie.201611851

17.4.18

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