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マルハナバチ

 だけではなくて昆虫も、自分が訪ねた花に足の香りを残す。実際には炭化水素のそれが強く24時間残ったままである。今回研究者らは、そこに残した足の暗号は、それら自身のものか、同じ巣の仲間も共有するのか、あるいは全く知らないマルハナバチも共有するのかを解き明かした[1]。まずこれらの臭い紋が区別されれば、不意な訪問者が花蜜源に来て、過密になることを避けることができると考えられた。花に臭いを残すのはマルハマバチだけではなくて、カリバチ、シロアリ、アリも同様に、あしからずと、足から炭化水素の混合物を分泌し、固有のアロマをつくる。分泌は接着も促し乾燥を防ぐ。マルハナバチの場合には、それらは(Z)-9-トリコセンや別の長鎖炭化水素を含み、これらの成分の相対的な濃度で個々を判別できる。新しい発見は、これによって同じ巣の仲間も区別できることを示していた。花蜜源で噛み付かれないように、炭化水素でマークしている。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 March 13, p. 11.

DOI:10.1038/srep43872

17.4.8

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