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光触媒は近年

 有機合成で、より複雑な分子合成への応用で新局面にある。この成功をさらにレベルアップすることを考えていた研究者らは、安価な量子ドット、どっとじゃなくて少量が、炭素—炭素結合形成反応で伝統的に光触媒として使われていた、有機染料とRuIrに置換えることができることを示した[1]。量子ドットは、前途有望なナノサイズの半導体材料で医療用イメージングやカラーディスプレイで広く知られている。さらに水素製造のための金属触媒への光供給源としても使われている。この触媒のさらなる応用探索の中、3 nmCdSe量子ドットで、表面がカルボキシル基やホスフィン配位子でキャップされた光ドットと呼んでいるものが、β—アルキル化、β—アミノアルキル化、さらには還元的脱ハロゲン化を含む標準的な一連の反応で、光レドックス触媒として利用できた。量子ドットは他の触媒に比べて本来、光に対して安定で、より多くの光子を吸収、長寿命の励起状態をとり、より広い吸収スペクトルを示す。ただしCdSe量子ドットは万能ではなく試した全ての反応で効果的であるということはなかったものの、他のタイプあるいは他のサイズの量子ドットがより有用であることも期待できる。量子ドットも良心的に使いたい。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 April 3, p. 11.

DOI:10.1021/jacs.6b13379

17.4.29

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