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スイミングプールには

 30~80 mLの尿があると研究者らは類推している。この嫌な事実も然ることながら、問題は、水中で尿が消毒剤と反応し、有害の可能性のある副生成物を与える点である。プールや温水浴槽の安全性を追跡するために、科学者はどの程度の量の尿が水中にあるかを判断できる化学的なマーカー開発を行ってきた。それに対して今回、人工甘味料であるアセスルファムカリウム、これは飲料や焼き菓子で別の甘味料と一緒に使われているものだけど、それがマーカーとして賄えることがわかった[1]。人は甘味料を代謝しない。それは尿中でそのままで、排出される。研究者らは液体クロマトグラフィーとタンデム質量分析を使って、31カ所のプールと温水浴槽から250サンプルを取り出しアセスルファムカリウムを測定した。研究者らは、全てのサンプルで30から7110ng/Lの濃度のそれを検出した。水道水のサンプルでは15 ng/L以下であったこととは対照的である。人の尿中の平均的な量を指標に、42万リットルの公共のプールでは、30 L程度の尿が混入していると推定された。プールに甘味料検出も完備しなくては。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 March 13, p. 10.

DOI: 10.1021/acs.estlett.7b00043

17.4.7

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