« 原油由来の | トップページ | レドックスフロー電池(RFBs)は »

二価Pdに

 ホスフィン配位子を加えると0価に還元されて触媒サイクルが始まると考えられてきた。ただしPd(I)化学種を経由する可能性も提唱されていて、このサイクルが来る前の過程が正確には理解されていなかった、その中今回、あらかじめ調製したPd(I)の橋架けダイマー前触媒がPd(II)塩と配位子の組合せで発生させたPd(0)よりも、速い速度とよりよい収率をもたらすことが報告された[1]。これまにすでに別の研究者らがPd(II)臭化物塩へのホスフィン配位子の添加と臭素橋架Pd(I)ダイマーの形成、反応の加速について報告していたが全貌は明らかではなかった。それに対してここでは、Pd(II)前駆体と配位子の比やそれらを加える順番が、Pd(I)前触媒がPd(0)触媒が発生する前に発生するかどうかを決定することが明らかにされた。加えてこれまで知られていなかったPd(II)Br3二量体も発見し、これがPd(I)前触媒の形成と同じくらい重要であることもわかった。これからは触媒サイクル、リサイクルして記載か。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 April 10, p. 7.

DOI: 10.1021/jacs.7b01110

17.5.1

|

« 原油由来の | トップページ | レドックスフロー電池(RFBs)は »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。