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木が大気に放出する

 鍵となる化合物の一つがイソプレンである。これが一旦大気に出ると、このジエンは、ジエンドにならずに、ヒドロキシラジカルや酸素と反応し、六種類の過酸化異性体が生じる。これらの過酸化種が大気の質に影響して窒素酸化物と反応、太陽光を反射するエアロゾル粒子に蓄積する有機種の形成を通して、気候に影響を及ぼす。新しい研究成果はこの複雑な動的化学を明らかにし、イソプレン由来の化学種の寿命や反応速度を包括的に示した[1]。研究者らは質量分析装置付きの環境室で、異性体が発生する特異的な反応の収率を追跡した。パーオキシラジカルの量は、熱力学的安定性と二つの異性体の間での水素移動の分子内化学の速度に依存していた。この結果は、典型的な大気下では、β-ヒドロキシパーオキシラジカル異性体は、当初の比とも異なったラジカルプール95%からなり、これは従来のパーオキシラジカルの比は発生期の比が反映されているという結果とは異なっていた。ラジカルを感じる時間でした。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 April 24, p. 7.

DOI:10.1021/jacs.6b12838

17.5.18

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