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ゲルマノシリケート

 モレキューラーシーブのR体とS体が、鏡像体過剰で初めて合成された[1]。研究者らは、計算化学の手法を使って、ゼオライト成分の三次元の会合をガイドするのに使える、有機構造を誘起できる反応剤(OSDAs)を探索した。ついでこれによって選んだOSDAであるビスイミダゾリウム塩のエナンチオピュアなサンプルをつくり、それぞれの鏡像異性体を別々に、ケイ素やゲルマニウムをもとにした前駆体と反応させた。ついでOSDAを除去するとゲルマノシリケートのキラル骨格が出来上がった。キラリティーの確認のためには新しい電子線結晶学が必要で、電子顕微鏡における単結晶からの一連の回折パータンも記録された。そこでは結晶は特定の結晶軸に沿って傾いていた。キラルゼオライトの有用性を示すために、触媒的なエポキシドの開環反応が行われた。モレキュラーシーブのRSの鏡像体が対応するジオールをエナンチオ特異的に与えた。ゲルマノシリケート、もっと知りてーと思います。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 May 8, p. 6.

DOI: 10.1073/pnas.1704638114

17.5.29

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