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生物発光する

 キノコの発光に含まれる鍵分子が、のこのこ、発見された[1]。多くの植物、動物や昆虫が生物発酵する。この発光現象に含まれる生化学的な経路は、たいていの場合、かなり明らかになっている。ただしキノコの生物発光に含まれる成分の一つが近年同定されてはいるものの、全体の機構は謎のままである。今回大きな国際共同チームが、キノコのオキシルシフェリンを同定し特性を明らかにした[1]。その分子が、光るキノコの中で励起状態から基底状態に至ることで特定のエネルギーの光子を放出する。生物発光は一般に、種の独自のルシフェリン分子とルシフェラーゼと呼ばれる酵素とが相互作用して引き起される。その中ブラジルの蛍光キノコと南ベトナムの雨林で見つかったそれから抽出されたオキシルシフェリンが単離された。キノコのルシフェラーゼは、他の場合と違って、反応する相手は幅広く、様々なルシフェリンと結合できる。生化学的な柔軟性が、発光色や強度を微調整を可能にしている。キノコのこと昨日のことではない。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 May 1, p. 10.

DOI:10.1126/sciadv.1602847

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