« 同じフラスコの中で | トップページ | ポリ(α-ヒドロキシ酸)(PAHA)ポリエステルは »

レジ袋は

 めっちゃ安くて便利な反面、広い範囲の汚染源でもある。その中今回、はらぺこあおむしがこの課題解決になる可能性が報告された[1]。生物学者で養蜂家でもある研究者は、ハチミツガあおむしが自分の家の巣箱から出てくるのを見つけた。このガの幼虫は、ハチの巣箱に群がり、見つかろうとも、蜜ろうを食べる。そこでこの幼虫を蜜ろうと化学的に類似の成分のレジ袋に捨てた。その瞬間、幼虫はプラスチックから脱出した。さらに研究を重ねた結果、ハチミツガあおむしまたは消化管にいるバクテリアによってつくられる酵素がポリエチレンを脱重合しエチレングリコールを生産することがわかった。研究者らは以前ゴミムシダマシの幼虫がポリエチレンを生分解すること、カブトムシの幼虫が発泡スチレンを食べること、土壌バクテリアがPETボトルを食べることを見つけていた。それに対してハチミツガアオムシは、商業的に育てられて釣り餌や鳥や亀の餌としても使われている。そこでこれらを使うかあるいは対応する酵素をポリエチレンにふりかけて、ポリエチレンの脱重合によるエチレングリコール製造が可能である。あおむしを、師と仰ぐしで、脱重合。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 May 1, p. 11.

DOI: 10.1016/j.cub.2017.02.060

なお「はらぺこあおむし」:the very hungry caterpillar Eric Carleの有名な童話である:https://www.youtube.com/watch?v=vkYmvxP0AJI

17.5.26

|

« 同じフラスコの中で | トップページ | ポリ(α-ヒドロキシ酸)(PAHA)ポリエステルは »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。