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発電所や他から

 排出されるCO2を捕捉し利用することができると、CO2排出削減になり苦言を呈されることもない。CO2はアミンと反応するために理屈上捕捉は容易であるが、実際には水溶液に温室効果ガスをトラップすることになり、捕捉したCO2を放出しアミンを回収するために莫大なエネルギーを必要とする。その中医薬品合成のために乾燥CO2を使っていた研究者らは、フェニル基のような疎水性官能基をアミンに組込みCO2捕捉に使えば水の量を削減できると考えた[1]。様々なアミンを検討した結果キシリレンジアミンが最も有望であることがわかった。これを水に入れて大気中のCO2の捕捉を行ったところ付加体が白色固体として得られ水を含んでいなかった。固体構造を調査したところ、シートの間にCO2がサンドイッチされた二層構造であり、その外側は疎水性のフェニル基が位置して隣接する層と相互作用していた。この固体を120 °Cに加熱するとCO2が放出され、湿気に繊細なGrignard反応へも適用できた。器用です。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 April 17, p. 7.

DOI: 10.1021/jacs.7b01049

17.5.10

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