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17ONMRは

 様々な有機、無機化合物の構造や反応性の研究には有用な方法である。ただし17Oの天然存在比がわずか0.04%であるために同位体をたくさん組込んだサンプルの調製が必要なため、このコストと時間がかかることが課題だった。その中、17Oラベリングには、反応剤と量論量の17Oが豊富な水を組合せた、ボールミルの中で混合物をすりつぶす方法が報告された[1]。反応を引き起すためのボールミルの中でのすりつぶしは、メカノ化学のであり、比較的速くて便利な方法であることから近年広まりつつある。ボールがミルの中でぶつかるのを見る。そこではせん断応力や温度上昇の様な効果で、粒子の間の面での化学を刺激する。今回は17Oの豊富な二当量以下の水と金属水酸化物を使って30分のすりつぶしと加熱を経て17Oが豊富な金属酸化物が調製された。17Oが豊富なMg(OH)2あるいはCa(OH)2 60 mgが固体のNMRでの17Oレベルに適していた。有機化合物としてはカルボン酸が注目されて1,1'-カルボニルジイミダゾールを加えてカルボキシル基を活性化し、17Oが豊富な水と混ぜ合わされた。全体のプロセスは2時間以内に完了である。メカノ化学、儲かんのかなあ。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 May 29, p. 8.

DOI: 10.1002/anie.201702251

17.6.21

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