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25億年前の

 タンパク質がよみがえり、その遺伝子配列が現在の大腸菌に組込まれた[1]。台帳にも記入すべき結果、改変された微生物は侵入してくるウィルスからの害を避けることができた。先カンブリア時代からあるタンパク質は、チオレドキシンの昔の形態で、現在までに研究されているすべての有機体の中で重要である。それは細胞の周りで電子を循環させて化学反応が起こりうる。昔も今もバクテリオファージT7ウィルスは、微生物のチオレドキシンを乗っ取ることでホストである大腸菌に感染する。チオレドキシンは全体としては時代による差はないもののアミノ酸配列は70%ほどだけが類似だった。30%の違いは現在の大腸菌に組込んだ昔のチオレドキシンを保護するには十分だった。これに代表されるように、昔のタンパク質を現在の有機体に挿入する戦略は合成生物や穀物保護の観点で利用可能である。たとえば農業植物にタンパク質を組込むことで現在の病原菌の侵入も避けられる。チオレドキシン、どっきとしんかった。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 May 15, p. 7.

DOI: 10.1016/j.celrep.2017.04.037

17.6.4

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