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ゼオライトに埋め込んだ

 カーボンドットで、現在人気上昇中の遅延蛍光特性を有する新しい材料が、従来のものより室温常圧で長い間蛍光発光することが報告された[1]。いわゆる熱活性化遅延蛍光(TADF)材料は近年、高い量子効率であることから、センサーやフラットパネルディスプレイのような様々な応用が期待されている。カーボンドットは10 nm以下のサイズで、毒性もなく、生体適合性を示し、安定であることから、TADF材料のよく知られた候補である。光はカーボンドットの電子を三重項状態に励起し、その電子の一重項励起状態への移動によって、遅延蛍光が出る。ただし大気中の酸素のような外部にあるものが、光子が放出される前に、電子エネルギーを吸収しうる。そこで研究者らはゼオライトマトリックスにカーボンドットを埋め込むトリックで保護した。得られた材料は350ミリ秒の蛍光寿命を示した。従来の同様のものの寿命が数ミリ秒であるのとは対照的である。ゼオライトがライトをキープしている。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 May 29, p. 11.

DOI: 10.1126/sciadv.1603171

17.6.22

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