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ロキサルソンは

 ヒ素を含む餌の添加物で60年以上使われていた。これによって家畜である鳥や豚の体重増加や寄生生物による感染症予防の要望も満たしていた。ただしガンを引き起すヒ素代謝産物にさらされる可能性のため欧州や北米では使用中止になった。それでもアジアでは未だに利用されている。研究者らはロキサルソンで育った鶏を食べた人のヒ素を含む代謝産物に興味を持った[1]1600の鶏を対象に、標準の鶏の餌かあるいはロキサルソン入りかどちらかで飼育し、鶏の肝臓からサンプルを取り出した。以前ロキサルソンを消費した鶏の八つの代謝産物が報告されていたが、さらに今回新たに三つが見つかり、それらは全てヒ素上にメチル基が結合したフェニルヒ素化合物だった。また代謝産物はロキサルソンを与えた五日後でも鶏の肝臓で見つかった。これは食肉処理前の安全窓として添加物が消費される期限とも関連して、鶏の肝臓を食べた場合の人への影響が懸念される。ロキサルソンが置き去りになるそんを改善しなくては。

[1] Chemical & Engineering News, May 15, p. 13.

DOI: 10.1002/anie.201700736

17.6.8

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