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 で使われているリチウムイオンバッテリーはコバルトのお陰である。ただしコバルトの価格は流動的であること、コバルト鉱山では、子供を働かせ人権を侵害しているという報告もある。この困ると思われる状況を改善するために、より豊富で安価な鉄を使ってコバルト依存から脱却できる可能性がある。ただしLiFePO4のような鉄を使ったカソード材料を使ったバッテリーは性能の点からまだまだ及んでいなかった。その中富士通研究所は、通常のコバルトベースのデバイスに匹敵する性能のリチウム鉄リン酸を使ったカソードを持つバッテリーについてプレスリリースした[1]。すなわちLi5•33Fe5•33(P2O7)4結晶がつくられて、そこではリチウム鉄リン酸の通常のオクタヘドロンと比較すると鉄—酸素クラスターがひずんでいた。さらにこの構造が、電荷容量のような別の点で、コバルトに匹敵する鉄をもとにした材料を最適化する一助になる。新型バッテリー創製に頑張ってり〜である。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 June 12, p. 9.

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/05/29.html

17.7.4

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