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法医昆虫学者は

 昆虫の存在や成長過程を、温度、湿度条件を使って同定することで、ハエがいつ死体に群がったかを同定することができる。ただし採取したタマゴは類似であるために、それを成長させて分類分けをするのが通常である。ただしそれには数日を要し費用も相当にかかる。その中今回研究者らはタマゴ問題に挑戦した[1]。まずマンハッタンの薮の中に六つの豚の肝臓を隠して野生のハエを集めた。ついでこれらに新鮮な肝臓を与えることでタマゴを生みつかせた。ついでタマゴをDART/MSで、だ〜っと分析した。この方法では、サンプル中の幅広い分子の質量を最少量のサンプル調製で分析することができる。スペクトルのはっきりした特徴は、主にタマゴの中のアミノ酸のレベルの変化によって、種特有の違いを明らかにしていた。今回の安価で迅速な診断方法は歓迎すべき方法であり、人の死を数時間以内の正確さで特定することは、犯罪であるかそうではないかの確定も可能にしうる。タマゴでまごつきを回避したい。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 June 19, p. 7.

DOI: 10.1021/acs.analchem.7b01708

17.7.6

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