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着色した太陽電池は

 たとえば決められた手順で光を散乱できるナノ構造の層を含ませることや、化学的に修飾した光活性あるいは光吸収できる層によって開発されてきた。ただし前者は複雑で経費もかかり,後者は電池の電力変換効率(PCE)が低下してしまう。その中今回、四つの炭素環を含むスクアリンと呼ばれる色素であるASSQを使って素子の色をチューニングできることが報告された[1]。原理の証明をしようめいと、電子供与性高分子(PCE10)と電子受容性高分子(N2200)のみを光活性層に組込んだ青緑太陽電池を調製した。電池のPCE5%だった。次にASSQを加えていった。重量比で20%ASSQの添加は5.5%PCEを示す青い電池になった。50wt%ASSQを有する電池は、赤紫色でPCE5%をわずかに下回った。この成果は、溶液プロセスによって得られる幅広い有機太陽電池を作り得ることを示しており、窓やビルの外壁などもカラフルにできる可能性がある。カラフルの原理、わからんフリはしたくない。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 June 19, p. 8.

DOI: 10.1016/j.nanoen.2017.05.032

17.7.7

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