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グリーン・マンバ

 熱帯アフリカに棲む猛毒のヘビである。これにかまれると、がんばれなくて、めまい、吐き気、呼吸困難、不規則な心拍、けいれんを引き起こし、時には死に至る。ただしこのヘビは小さなペプチドを持つ。研究者らが取り出したペプチドは多発性嚢胞腎に効果がある可能性がわかった[1]。この病に罹患した人は、腎臓内で水が一杯になった嚢胞が広がっていき、これが臓器の機能と干渉し、ついには致命的な結果になる。この疾病の治療には現在、タイプ2バソプレシン受容体と呼ばれるタンパク質に干渉できる医薬品を使っている。ただしこれは肝臓には毒性を示す。それに対してマンバクアレチン-1と呼ばれるグリーン・マンバの毒にある57残基のペプチドもまた,先の疾病のタンパク質を、しかもこれまでの医薬品よりも選択的に標的にすることがわかった。その高い選択性と毒性がないことから、医薬品として好まれるかも知れないことが示された。マンバクアレチン、好み以外は、なんば食われちんで効果的である。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 June 26, p. 9.

DOI: 10.1073/pnas.1620454114

17.7.18

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