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低温電子顕微鏡法によって

 ヘルペスウイルスのタンパク質の外殻の構造の詳細が原子レベルで初めて明らかにされた[1]UCLAの研究者らは、すべてのヘルペスの病原体の中で最も大きな人のサイトメガロ・ウイルス(HCMV)のサイトに注目した。それは直径1300 Åのタンパク質の外殻を持ち、およそ4000タンパク質を特徴付けている。人のサイトメガロ・ウイルスは、出生異常、臓器移植感染、AIDSによる死の原因になる。その235キロベースのDNAの遺伝子は、単純ヘルペスを引き起すタイプ1ウイルスのそれよりも50%以上も大きい。すべてを詰め込むためにDNAは数十気圧を生み出すが、タンパク質の外殻構造はそれに耐える必要がある。たとえば胴体タンパク質は、外殻の周りに網目状の層を形成することで構造の安定性を向上させている。今回の成果は、HCMVや別のヘルペスウイルス、さらにはHIV/AIDSに対する対抗手段の合理的な設計に対する情報になり得る。ヘルペス研究でお腹も減るぺす。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 July 3, p. 7.

DOI: 10.1126/science.aam6892

17.7.22

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