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96穴型マイクロプレートに

 ガスマス装置、マイクロソフトエクセルマクロス分析セットを組合せて、およそ75000の反応をわずか数日内で行えないかというアイデアが、お出でた[1]。この新反応発見方法は以前研究らが行っていた17の基質を96の穴に入れて、それぞれに異なる金属と配位子の組合せを加えた反応を行いGC/MSで分析する方法 [2]の改良版である。以前のGC/MSデータ解析では、質量が近すぎて副生成物の解析がルーチンで使う時の障害になっていた。そこで今回の方法では基質を入れるプールを使うことにした。それぞれのプールにはたとえばアルキン、ハロゲン化物、ボロン酸を入れる。これらは類似の官能基だけれども化合物には反応しない置換基を含んでおり、これによってプールごとの基質の質量は異なる。これらを三つのマイプロプレートの96の穴に入れて、それぞれの穴に、異なる金属前駆体や配位子などを入れる。化合物が反応した時には、質量が個別で、これらがGC/MSで検出できてマクロ解析で同定できる。この解析によって、二つあるいは三つの基質が関わる数千の可能な反応の結果を自動的に分析できて新反応の発見につながる。研究者らはこれを利用して、これまで例のなかったNi触媒の三成分カップリング反応も発見している。96穴型、あなたが使ってもいいですよ。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 July 17, p. 9.

DOI:10.1126/science.aan1568

[2] C&EN, Sept. 12, 2011, page 10.

17.8.3

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