« 合成フッ素化学は | トップページ | 葉っぱや他の表面に »

ある特定の波長の

 紫外光とネズミの多発硬化症の関係が調べられていた[1]。研究者らは、日焼け止め剤をネズミに使って紫外光をブロックすると症状が復帰してしまうのではないかと予測していた。ところが実際には、紫外光と日焼け止め剤、さらには日焼け止め剤だけでも30日間、全ての症状が取り除かれていた。そこで様々な日焼け止め剤を試し、サリチル酸エステルを含む場合にのみ、神経疾患を軽減あるいは除去できることがわかった。個別の活性な成分をさらに探索したところ、特定のサリチル酸エステル二つが多発硬化症に効果的だった。現状ではこのエステルが作用する機構は同定されていないものの、シクロオキシゲナーゼの抑制を含んでいる可能性がある。実際にサリチル酸誘導体はこの酵素を抑制することが知られている。研究者らはさらに狭いUV-B(300-315 nm)の症状緩和の機構調査を続けている。これは肌で光によって駆動する反応で、ある種のサリチル酸誘導体が形成するのではないかと考えられているためである。サリチルでリッチるに展開している。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 July 31, p. 7.

DOI: 10.1073/pnas.1703995114

17.8.22

|

« 合成フッ素化学は | トップページ | 葉っぱや他の表面に »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。