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神経細胞は

 しばしば化学的に交信する。神経伝達物質の一つであるドーパミンは、行動やモーター制御に報いる脳の回路の中で、シグナルを運ぶことが知られている。今回さらにドーパミンは、脳の外で免疫細胞の間を、譲歩すること無く情報を伝達し、抗体生産を促進することが報告された[1]。病原体が身体に侵入したとき、脅威を認識した免疫細胞は活性化されて、リンパ節や脾臓に移動する。一旦そこに行けば、T細胞とB細胞が神経細胞での交信と同様に、免疫学的なシナプスを介してお互いに交信する。この細胞間の会話がさらにそれらを活性化し、B細胞が成熟し抗体を生産し始めて感染を除去する。研究者らは、人の扁桃線、脾臓、リンパ節からの免疫細胞を研究し、サンプル中のT細胞はドーパミンで満たされた微小体を含むことを明らかにした。これらの微小体は、神経細胞でドーパミンや関連する神経伝達物質を運搬するそれらと類似である。さらに細胞培養では、免疫で重要なドーパミン移動タンパク質に曝された人のB細胞は、それらの表面で応答し、これがT細胞とB細胞の間のシナプスの強化とB細胞の成熟を促すフィードバック・ループを始動する。ドーパミンが細胞に待望されている。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 July 17, p. 7.

DOI:10.1038/nature23013

17.8.1

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