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電気あるいは太陽

 エネルギーを使った二酸化炭素のメタンへの変換反応の開発が行われている。これによって化石燃料が補完されるとともに大気中の気候変動ガスの削減も可能になる。ただしCO2還元触媒のほとんどは長期間の安定性を持たず、特定の生成物に対する選択性が無くて混合物を与える。従来の還元では一酸化炭素、ギ酸、炭化水素酸化物が得られる。その中今回、安価な鉄がアンカーであるテトラフェニルポリフィリンに組込まれた触媒が、イリジウムフェニルピリジン光増感剤存在下、光化学的にCO2COさらにはCH4に常温常圧で還元できることが報告された[1]。触媒は数日間使っても安定でCH4の選択性は最高82%で、以前の触媒のそれが35%以下であるのとは対照的であった。現状では天然ガスから得られるCH4が安いため、これと競合するのは難しいけれども地球上に豊富にある触媒で高い選択性を達成できた点は素晴しい。メタンへの変換方法、面談でもお伝え下さい。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 July 24, p. 8.

DOI: 10.1038/nature23016

17.8.18

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