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イルカや鯨は

 海洋ほ乳類でクジラ目として知られており、1から30メートルで、魚や他の海洋ほ乳類、オキアミやプランクトンを食べて、とんとん拍子に、トンサイズにもなる。今回研究者らは代謝や食べ物摂取量、脂肪貯蔵の重要な制御因子であるメラノコルチン系が、クジラ目のサイズや餌を食べる挙動で重要であると考えた。研究者らは、20種類のクジラ目のメラノコルチン-4-受容体の配列を決定し、細胞培養でタンパク質のコピーをつくり、それらの特性を解明した。その結果二つのクジラ目の亜目は、メラノコルチン-4-受容体の156番目のアミノ酸一つが異なっているのみだった。すなわちヒゲクジラではグルタミンで、ハクジラとイルカではアルギニンだった。アルギニンを持っている種のほうがグアニンを持つ種よりも、食欲を抑える満腹シグナルに対してより大きな活性と高い親和性を示していた。この違いが、ろ過摂取のヒゲクジラが巨大な大きさになる理由を説明できる一助になる。これまで大きさに貢献する様々な遺伝子があることは知られているが、今回これまでの仮説と合致する遺伝子の変異をみつけたことになる。海洋ほ乳類に関する内容でした。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 July 31, p. 11.

DOI: 10.1038/s41598-017-05962-1

17.8.28

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