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きれいに燃焼する水素燃料を

 実質的にほとんど制限のない水から、自ら、供給できるプロセスは、科学者の研究心を掻き立て、水を水素と酸素へ分解する触媒開発が行われている。白金は適しているものの高価である。MoS2は低コスト材料で10 mA/cm2のような電流密度で高性能に働く。ただしその電流密度は工業的な応用には低すぎる。その中今回研究者らは、高価な金属を使わない高性能な代替物の開発に思い至った[1]。それがMoB2のα層である。材料は二次元(2-D)グラフェン様のボロン構造であるボロフェンユニットならなり、それが金属の三次元(3-D)モリブデン骨格に入れ込まれている。研究チームは、α-MoB2MoS2よりも高性能であり、さらに比較としたPt-C触媒よりも優れており、1,000mA/cm2のオーダーの電流密度を配送できることを明らかにしている。このα-MoB2の優れた触媒能力は、高い電子伝導率、触媒部位の高い密度と大量輸送特性によるものであると、されている。2-D3-Dが通じて参上した材料である。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 July 24, p. 8.

DOI: 10.1021/jacs.7b06337

17.8.20

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