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真珠層の小さな塊である

 牡蠣やほかの軟体動物の玉虫色の炭酸カルシウムの裏張りは、細胞培養と動物研究の両方で骨の形成を引き起すことが研究されている。その中今回、真珠層の物理的な表面の高分子レプリカでも、幹細胞が骨に変換されるのを促すのに十分であることがわかった[1]。骨成長に関する真珠層の効果をより理解するために、違った材料を使って、真珠層のナノスケール表面を再現することになった。牡蠣の殻を鋳型に、生体適合性ポリマーであるポリカプロラクトンフィルムに貝の表面のパターンニングを再現した。真珠層の上で成長した人の間葉幹細胞のほうが、平たいポリカプロラクトン表面で成長した細胞と比べて、骨成長関連遺伝子の発現が増加していた。研究者らは、天然の真珠層の表面や別のざらつきのある表面でも細胞成長を行った。これら全ての場合に骨が形成されたが、真珠層レプリカの場合に最も水晶のような推奨できる骨ができていた。研究者らは階段状になったパターンの空間を変更することもでき、これが骨の特徴をどのように変化させるかも見ることができたことから、この成果はある特定の応用に必要な人工骨の特性を最適化する一助にもなりえる。真珠層、重装備はしていないよね。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 August 7, p. 7.

DOI: 10.1021/acsnano.7b01044

17.8.31

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