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プロトンの重さ

 メガトン級ではない。合成化学の実験で分子量を計算するときには水素の原子量は1.0でこと足りる。一方でより正確な質量の探索が継続している[1]1997年、1.0072764660であると報告された。1999年には1.007276466892002年に1.0072764668620081.0072764669520141.007276466879と新しい値が報告されている。今回最新のそれよりも軽い1.007276466583 amu(原子質量単位)であることが、核物理マックスプランク研究所から報告された。より小さなプロトンの質量は物理定数にも影響する。たとえば、水素原子を基底状態からイオン化できる最も小さなエネルギーの光子を示すRydberg定数もその一つである。今回の測定ではPenning trapと呼ばれている素子が使われている。そこでは磁場と電場の組合せの中にプロトンがいる。プロトンが磁場の中で周回する周波数は、電荷と質量の比に比例していて、きれいに値が算出される。続きは近くのPRONTOにて考えてみましょう。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 July 24, p. 5.

DOI: 10.1103/PhysRevLett.119.033001

17.8.11

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