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採掘作業や

 石炭火力や他の世界中の水銀汚染は、神経毒の水銀を北極に蓄積させる。ただしこの蓄積の化学的な機構の詳細が解明されていない。主たる仮説は、Hgは人為的であれ天然資源であれ、大気を浮遊し雨や雪になって地上に落ちてHg(2+)として北極に集まる、であった。一方今回の研究では、汚染の主な原因は、沈澱からのHg(2+)ではなくて、気体状の元素水銀が大気から吸収されることを示していた[1]Hg(2+)は反応性が高くて短い寿命であるのに対して、Hg(0)はより安定で大気中に長い間留まり長距離を移動する。研究では北アラスカや別の地点で二年間、大気中、雪、植物中のHgレベルが測定されて、生態系では、Hg(0)がおよそ70%Hg(2+)はわずかであることがわかった。Hg(0)は年中ツンドラに、積んどるわの如く蓄積されて、さらに夏に植物は大気から直接それらを取込んでいた。また北極の土のHgレベルは温帯域のレベルのおよそ五倍であることもわかった。これは温度が高いとHgは植物や土から放出される傾向で、それが大気に拡散していると考えることが出来る。今回の発見は、人が食する植物や魚やほ乳類に残存するHg汚染を削減するための新しい方針を示唆している。汚染はようせん、レベルにしたい。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 July 17, p. 9.

DOI: 10.1038/nature22997

17.8.2

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