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Pdナノ結晶形成の

 研究で、小角X線散乱を使っていた博士研究員と学生は、指導教員に「なにか奇妙なことが起こっている。ナノ結晶が突然にしかも予想外に、典型的な無機結晶に同種の材料にもかかわらず、原子のように振舞い、三次元超格子を形成している」ことを報告した。この聴講したことのない超格子は、磁気学、エレクトロニクスや触媒分野での応用が期待される。それらは通常低温でゆっくりと溶媒を蒸発させることにより調製されるが、今回のそれは、230 °Cでわずか数秒だった[1]。さらに合成条件とカルボン酸界面活性剤の構造を変えると超格子の構造をチューニングすることもできる。この方法で鉛テルリドや鉄ナノ結晶の超格子も調製できる。研究者らは、ナノ結晶はそれぞれの臨界直径(Pdではおよそ5 nmFeではおよそ11 nm)になるまでは個別に成長するが、そのサイズになるとナノ結晶同士の間で引力が働き一緒になってしまう。ただし界面活性剤がこの凝集を防ぐために超格子形成に至っている、と提唱している。超格子「ちょこっとしか」から大量にへ、更新されるでしょうか。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 August 7, p. 8.

DOI: 10.1038/nature23308

17.9.3

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