« 分子構造の配座は | トップページ | Pdナノ結晶形成の »

時間が経つにつれて

 リチウムイオンバッテリーは頻繁に再充電しなければならなくなる。また稀にアノードのリチウムが鋭く尖ったようなものになって、これがカソードとアノードを分ける膜に穴をあけてしまって発火が発覚することもある。今回リチウムイオンを直接イメージすることによってこれらの問題がなぜ起こるかを理解する助けになることが報告された[1]。研究者らは蛍光発光性分子でリチウムイオンに選択的に配位できる有機化合物を再設計した。これは紫外光ではなくて青色の光で励起できる。ついでマイクロ流体チャネルの中に、蛍光発光分子である2-(2-ヒドロキシフェニル)ナフトオキサゾールと電解質を入れたテスト用のプラットフォームを作成した。ついで塩化リチウム溶液をチャネルに入れて、イオン濃度の増加と蛍光強度の増大を明らかにした。この系によって電解液の中でのリチウムが拡散する様子が明らかにされた。研究者らはさらに、片側が透明な蛍光イメージング法を利用できる試験用のバッテリーの設計も計画している。バッテリーがばっちりー見えている。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 August 7, p. 8.

DOI: 10.1021/acssensors.7b00087

17.9.2

|

« 分子構造の配座は | トップページ | Pdナノ結晶形成の »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。