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MOF化合物は

 金属イオンと有機基が連結した多孔性の結晶材料群である。孔が相当に多いことから、ガス分離、ガス貯蔵や触媒として有用であると、広く言うようである。とりわけこれらの材料の液体版は、液体が結晶の粉よりも安定していること、また加工がしやすいことから、とりわけ有用になり得る。ただし分子配列を保った多孔性液体はほとんどなかった。その中今回、MOFの液体版が作成された[1]X線、中性子散乱法、計算科学から、亜鉛とイミダゾールからなるZIF-4856 Kまで加熱すると固体は融解するものの、結合開裂や分解は起こらないこと、代わって熱い液体は化学的な配置、配位結合、結晶状態の多孔性を保持したままだったことがわかった。液体の特性や構造は、材料を冷却した時に得られるガラス状態とは異なっている。このプロセスは、一時的な状態として液体を利用し、MOFsをマクロスケールで異なる形にするのにも利用されて、ガラス状態や結晶状態を形成しうることも提案されている。あなたも孔のとりこに。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 October 16, p. 9.

DOI:10.1038/nmat4998

17.11.10

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