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分子探検家として

 化学者はしばしば、化学空間に入り込み、奇妙な新発見を見ようとする。この過程をアシストするために研究者らは、用いる一連の元素と数の組合せのアルゴリズムを、リズムよくつくり、これによって合成的に妥当性のある安定な分子になり得る組合せに取組むことができる。GDB-11データベースはC, N, OあるいはFを含み、11までの骨格元素を含む分子を構築することができる。とりわけ三あるいは四員環を含まない多環炭化水素がここでは注目された。この構造モチーフは、医薬品候補になる天然物でも見られる。取り上げられた124分子の中で3つは合成例がなかった。そのうち複雑な対象飽和炭化水素であるC11H16が特に魅力的だった[1]。化合物の骨格は、二つのノルボルナンからなり、隣接する部位をシェアしているために、三つのノルボルナンサブユニットになっている。天然物の全合成を行うように、キラル化合物のラセミ混合物を9段階全収率7%で合成し、化合物はトリノルボルナンと名付けられた。それでも電車には飛び乗るなん。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 October 16, p. 8.

DOI:10.1039/c7cc06273g

17.11.7

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