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糖鎖の配列を

 決めることは挑戦的な課題で、甘くはない。多くの糖を構成する部位は、お互いが異性体であり、それらを区別することが難しく、グリコシド結合の立体化学の決定には、糖鎖構造を完全に分析する必要もある。その中今回、赤外吸収スペクトルと質量分析を組合せるハイブリッド法によって、糖鎖配列の決定を可能にすることが報告された[1]。まずガス衝突を質量分析計で行う糖鎖をモノサッカリド部位に切断する。得られたフラグメントを、IR光子でさらに分解し、分解物のIRを測定する。研究者らは最初にこの方法でジサッカリドを分析した。モノサッカリド部分の特別なタイプのIR指紋、これはCフラグメントと呼ばれるが、モノサッカリドに含まれる官能基や糖同士の間のグリコシド結合の立体化学情報も含まれる。さらにこの方法がオリゴサッカリドへも広げられた。ここでのポイントは、フラグメント化されても、キラリティーが変わらないことである。糖鎖解析、お父さん如何でしょうか。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 October 30, p. 5.

DOI: 10.1038/s41467-017-01179-y

17.11.15

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