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ほ乳類は

 二種類の脂肪組織を持つ。白色組織は、書式はわからんけれども、エネルギーを貯蔵し、これは肥満、心臓疾患、糖尿病とリンクしている。寒い冬にはこれが、茶色脂肪に変わり、エネルギーを出し、熱を生産し、暖かさを保持、体重増加を防ぐ。科学者はこの過程を促進する医薬品を同定していたが、錠剤として、また注射で投与したときには重大な副作用が伴う。昨年糖尿病治療薬であるロシグリタゾンがFDAによって認可されたが、この薬はナノ粒子にしてネズミの脂肪組織に入れると白色脂肪の茶色脂肪への変換を促進することもわかった[1]。医薬品送達のためにはパッチを使う。デキストランナノ粒子にグルコース酸化酵素とロシグリダゾンを入れ込み、アルギニン酸塩の粒子でコートし、それらを121の円錐状のマイクロニードルを持った7x7 mmのヒドロゲルパッチに包み込んだ。マイクロニードルが肌の表面を刺激すると、血糖がヒドロゲルにしみ出し、グルコース酸化酵素と反応、アルギニン酸を壊す酸が発生し、薬がでる。実際に太ったネズミの腹部にパッチを取り付けて、3日ごとに取り替えることを4週間続けた。その結果、この処置を行ったパッチの下では20%皮下脂肪が減り、空腹時血糖値も低下していた。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 October 16, p. 6.

DOI: 10.1021/acsnano.7b04348

17.11.6

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