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二種類の金属を

 含むナノ粒子触媒は、石油から得られる化合物のリフォーミング、水素化や他の工業プロセスで重要である。金属を組合せることで、単一金属触媒よりも触媒活性は向上する。さらにこのことを分子レベルで実証することができると、よりよい触媒を導くことも可能で、省エネタイプで、より少ない副生成物である系も達成しうる。ただしナノ粒子には均一性がないことと、ナノメートルスケールの反応を追跡することの難しさから、詳細は隠されたままで拡散していなかった。今回その一部が明らかにされた[1]。まず球状の金をつけたパラジウムナノロッドが調製されて、モデルの光触媒反応、すなわち非蛍光発光性のレサズリンの蛍光発光性レソルフィンへの還元反応が行われた。電子顕微鏡と一分子解像度の蛍光顕微鏡を使って、数千の反応が調べられた。その結果、50以上の粒子で反応が起こっているナノメートルの解像度を得た。データは、二つの金属のナノスケールの接触面が、触媒的にホットな位置であり、そこは単一金属よりも50%活性が高かった。また単一金属の最も活性の高い面が二金属接触面を形成するベストな部位であった。結局、接触面が大事とのことです。

[1] Chemical & Engineering News, 2017 November 27, p. 9.

DOI: 10.1021/acscentsci.7b00377

17.12.15

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