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エボラ出血熱の

 死者もでるほどの大流行と戦うために医療従事者は、疾病に対する免疫反応があるかどうかを決める単純で携帯できる形態である試験法を必要としている。今回紙の色の変化で血清の中のウィルスに対する抗体を検出できる試験紙が開発された[1]。市販で利用できる細長い紙の片側に、エボラウィルスの異なるサブタイプによってつくられた三つの抗原を含む線が印刷された。この紙素子を使うために、紙の反対側に、血清をたらし、これを標的のエボラ抗体を金ナノ粒子でラベルした抗体の溶液に浸した。液体が毛管現象で流れるにつれて、血清の中のエボラ抗体が金ナノ粒子にバインドし、最後に抗原にもバインドする。その結果15分以内に紙は赤紫色に変化する。ついでその強度をスマホのアプリで測定してほしいという要請に従って、陽性か陰性かがわかる。従来のアッセイに比べて、エボラで生き延びた個人を100%の確率で特定できたが、感染していないサンプルで一つだけ擬陽性を示した。試験紙開発も真剣やし、である。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 January 29, p. 11.

DOI: 10.1021/acsnano.7b07021

18.2.21

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