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セルロースは

 β-1,4位でグルコースが連結した線でつくられた生体ポリマーである。いわばグルコースのフルコースである。それはバクテリアによってつくられる植物やバイオフィルムに機械的な強さを付与している。それに関して今回バクテリアによってつくられたセルロースは化学的に修飾されたバージョンであることが報告された[1]。固体NMRスペクトルによってセルロース材料が分析されて、それがホスホエタノールアミン基を、繰返しのユニットのグルコース環のC6位に有していることがわかった。HClによる加水分解では、この修飾部位が分解するために、グルコース、グルコース6-ホスフェートとエタノールアミンしか与えていなかった。研究者らはさらに修飾の遺伝子も同定し、BcsGとして知られているタンパク質が酵素として作用、ホスホエタノールアミンを作り、同じクラスター内では別の二つのタンパク質が役割を担っていることを提唱している。これを行うことができない突然変異バクテリアを使った結果、修飾されたセルロースには大腸菌バクテリアが必要で、それによって正しい骨格のバイオフィルムが形成される。バイオフィルムの販売もあるかな。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 January 22, p. 8.

DOI: 10.1126/science.aao4096

18.2.9

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