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ヘリウムは

 最も軽い気体であり、風船を空高く保持することができる。さらに多くの技術がこの元素を頼りにしている。例えば冷却剤、不活性ガス雰囲気をつくる、超伝導マグネットなどである。今回の研究成果は、ヘリウムが反発する元素同士の間を取り持つことができることも示していた[1]。国際的な共同研究チームが、理論モデルを開発し、それによっていくつかのヘリウム化合物が、惑星の内部のような相当圧力の高い状態で、通常ならば不安定にも関わらず、安定に存在することを説明している。カチオンAとアニオンBの数が異なるA2Bのようなイオン化合物に高圧をかけて無理矢理一緒にした時には、通常反発し不安定化する。その状態でヘリウムが異なる元素の間に入り込むと、長距離のクーロン相互作用が、苦労んもせずに変化し、化合物が安定化する。モデルでは、最近見出されたヘリウム−ナトリウムが高圧で安定な点についても説明しうる。さらに今後地球のマントル近くに眠っとる別の化合物の中にもヘリウムが見つかる可能性も示唆された。

[1] Chemical & Engineering News, 2018 April 2, p. 11.

DOI: 10.1038/s41467-018-03284-y


18.4.25

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