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初めてのエンジイン

 天然物が1985年に発見されて以来、数十種類のそれらに科学者は魅了されている。化合物が有する抗がん活性は、高反応性を示す二つの三重結合で挟まれた二重結合に起因する。それが独自の機構でゲノムのDNAを解裂あるいは交差共役させる。一部のエンジインは医薬品として承認されて一部は臨床試験の段階である。それらをバクテリアは、ポリケチド合成酵素によって直接生産できるよくあるエンジインであるβ-ヒドロキシヘキサエンを修飾する多段階反応を経て生合成する。ただし反応経路の詳細はわからないままだった。その中研究者らは、ジネミシンAの二つの部位であるアントラキノン部位とエンジイン部位が、β-ヒドロキシヘキサエンから独立して合成されて、その後組合わされることを示した[1]。さらにヨードアントラセン誘導体がアントラキノン成分に至る鍵中間体であることも同定された。この成果は、エンジインの大量合成のためのよりよい経路を提供するエンジンにもなり得る。じ〜んときましたか。園児ならずとも難しいけど

[1] Chemical & Engineering News, 2018 March 19, p. 8.

DOI: 10.1002/anie.201802036

18.4.15

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